翻訳・多言語化ツールの徹底比較!!


グローバル化の進んだ現代において、顧客層をさらに広げようとするには、英語のみでなく、中国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語など複数の言語に対応したサイトを構築することが近道です。見やすいところに言語選択リンクを置くことで、サイトを訪れた外国人を逃すことなく、潜在顧客・見込み顧客とすることができるでしょう。
もっとも、従来日本においてのみ企業活動を続け、各国の言語に対応できる従業員がいない場合には、自社努力だけでサイトを多言語化することは難しいでしょう。

そこで役に立つのが翻訳・多言語化ツールです。 種類別に複数の翻訳ツールを比較してみましょう。

そもそも翻訳エンジンとは

そもそも翻訳エンジンとは、ある言語を別の国の言語に訳すという機能を有するプログラムのことです。翻訳エンジンの機能を有するwebサイトを翻訳サイトといい、翻訳エンジンの機能を有するソフトを翻訳ソフトといいます。

翻訳サイトには無料で利用できるものから有料で利用できるものまで幅広く存在しています。一つの無料翻訳サイトを利用するとおかしな訳になってしまう場合であっても、複数の翻訳サイトを利用することで、より自然な文章とすることができます。

翻訳ソフトにも安価なものから高価なものまでいろいろあります。加えて、医学翻訳ソフトや特許翻訳ソフト、技術翻訳ソフトなど特定の専門分野に特化した翻訳ソフトが発売されており、あらかじめ用途や目的がはっきりしている場合には、こうしたものの利用を検討すると良いでしょう。ソフトの選択にあたっては、専門分野別辞書が用意されているかどうかも重要です。購入前に確認しておきましょう。

 

そもそもWebトランスレーションとは

トランスレーション(translation)とは、翻訳、他の言語による訳文のことで、webトランスレーションは人力翻訳などによってホームページに掲載する文章を翻訳するサービスのことです。サイトをそのまま翻訳するため、自動的に翻訳する翻訳エンジンを用いた場合よりも、より自然な流れの文章にすることができるでしょう。キャッチコピーなどのように身近な言い回しで人目を引く文章は機械では難しく、その分野に強い人力翻訳を利用した方が適しているといえます。

人力翻訳のサービスを提供しているサイトは数多くありますので、まずはどういった分野での翻訳を求めているのかを考えて、その分野に強い翻訳会社を選ぶようにすると良いでしょう。複数の会社に見積りを依頼し、対応が早く、コストもサービスに見合ったところにお願いすることがおすすめです。各社さまざまなプランが用意されていますので、自社のニーズにあったプランを選択しましょう。

そもそも多言語開発ツールとは

多言語開発ツールとは、ホームページをそのまま多言語化させるためのツールという意味です。翻訳サイトや翻訳ソフトを利用した場合には一文一文翻訳し、自らサイトに掲載しなければならない手間がありますが、既存のサイトをそのまま多言語化するツールを使えば、より簡単にサイトを多言語化することができます。

使い方はとてもシンプルです。あるサイトを利用した際の多言語化の流れをみてみましょう。まずはアカウント作成します。その後、多言語化したいサイトのアドレスを登録し、翻訳ボタンを押すだけです。サイト構成の変更やサーバーの特別な設定をすることなく、あっという間に主要国の訳文を生成することができます。あとは得られたコードを挿入すれば終わりです。
多言語開発ツールは世界的に注目されているサービスで、世界中の事業者が自社のサイトを多言語化するために導入しています。上記のように工程はシンプルで時間もかかりませんから、世界中に広まっているのもうなずけます。

 

それぞれの翻訳ツールのメリット・デメリット

翻訳エンジン(機械翻訳)、webトランスレーション(人力翻訳)、多言語開発ツールなど、多言語化に対応したサイトを構築する方法にはいろいろあります。

無料や安価なものも多い翻訳エンジンは気軽に利用できることがメリットですが、時に不自然な訳が得られることもあります。その正確性を確かめられる言語なら大して問題にはなりませんが、言語によっては間違った言語をそのまま掲載してしまうことがあるでしょう。

またwebトランスレーションのサービスを提供する会社が多く存在するため、どの会社を選べばいいのかわからず、質の良くない翻訳を提供する会社を選んでしまう可能性がデメリットとして挙げられますが、選択さえ間違えなければ、人を惹きつける最適な訳文を得ることができます。

多言語開発ツールはコストを比較的抑えながら、簡単に多言語化に対応したサイトを手に入れることができます。もっとも、機械翻訳を用いた多言語開発ツールの場合には、翻訳エンジン同様のデメリットが存在するでしょう。

 

まとめ

それぞれの翻訳ツールは一長一短で、多言語化サイトを構築する目的に応じて最適のものを選ばなければなりません。とにかく多くの言語に対応させたいという場合には、一つ一つの言語の訳文を安く手に入れられる翻訳エンジンがおすすめであり、逆にひとまずいくつかの国に狙いを定め、売り上げアップを目指したいならば、人力翻訳で丁寧に訳してもらうと良いでしょう。
ここでご紹介した点を参考に、どれが自社のサイトに合っているのかを見極めて多言語化を目指しましょう。


多言語化は WOVN.io で!