ローカリゼーションと翻訳は何が違うか?


このi18nシリーズのブログでは、あなたのサービス・製品を日本だけではなく世界に発信する時に役たつ情報をお届けします。
第1回目のテーマは「ローカリゼーションと翻訳について」です。
ローカリゼーションと翻訳は何が違うのでしょうか?まずは基本をしっかり抑えましょう。

 なぜローカリゼーション・翻訳は必要なのか?

世界インターネット言語のうち、日本語はわずか3%、英語にいたってもおよそ25%です。英語でウェブサイトを展開していても、4人中1人しか読めていない計算になります。あなたの製品について素晴らしい噂を聞いた海外の人が、あなたのウェブサイトにやってきました。しかし、ウェブサイトは日本語しかない。その人がウィンドウを閉じるまでの時間はどのぐらいでしょうか?

サイト訪問者の信頼を得るためには、母国語で対応する必要があります。読むことができないなら、彼らは購入しないでしょう。
インターネットでは国境を越えてメッセージを簡単に入手できるようになりましたが、ユーザーは以前よりも厳しくなっています。注意時間が短いので、次から次に情報を簡単に見つけ出し、内容を適切に伝達しなければすぐに諦めてしまいます。

しかし、無制限の市場で1つの言語に制限するのはとても勿体無いことです。
ウェブサイトの翻訳/ローカリゼーションは必須な時代になっていると言えるでしょう。

ローカリゼーションと翻訳の違い

 ・ローカリゼーションとは

ローカリゼーションは「L10n」 と言われます。( Localisation のLとnの間に10文字あることから)
日本語では「地域化」と言われており、国や言語、地域、文化に合うように製品を最適化することを指します。
まず考えられるのはUIテキストをその地域に合わせて翻訳することです。テキストを他の国の言葉に置き換えるだけではなく、よりその地域に馴染む単語・文章を考えなければなりません。

また翻訳以外で考えなければいけないこともたくさんあります。通貨の単位を日本円からドルや元などの現地通貨にしたり、住所や日付の表示形式を変更したり、コンテンツを変更したり、おにぎりのイラストをハンバーガーに変える必要があるかもしれません。アラビア語、ウルドゥー語、ヘブライ語などでは、テキストを左から右に書くことにも注意が必要です。これはウェブサイトのデザインにも影響を及ぼすでしょう。

 

・翻訳とは

翻訳とは、誰もが知っている通り、ある言語を他の国の言語に移しかえることを指します「翻訳には正解がない」と言われるように、原文に即していたとしても翻訳者によって翻訳文書の内容は異なるかもしれません。
それは日本語の「美味しい」という言葉が、英語であれば「dlicious」とも「tasty」とも「Yummy」とも訳せるからです。どの翻訳が最適なのかは、発信者・その翻訳を見るユーザー・背景・文脈・文化などたくさんの要素を考慮する必要があります。

 

つまり、ローカリゼーションの一部が「翻訳」であり、その地域に最適化するためには文章の翻訳以外にも考慮しなければならない点はたくさんあるということです。

 

まとめ

翻訳とローカリゼーションの違いをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
テキスト以外の要素もその国にローカライズすることで、現地の人々にもより受けられるソフトウェアになることでしょう。

 

i18nブログについて

「i18n」(アイエイティーンエヌ・アイイチハチエヌ)という言葉をご存知でしょうか?これは、「internationalization=国際化」という意味で、頭のiと末尾のnの間に18文字あることから「i18n」と呼ばれ、1つのソフトウェアを複数の言語で表示できるように開発し、汎用性を持たせることを指します。
この「i18n」シリーズでは、ソフトウェアを世界中のユーザーに使ってもらう為に役にたつヒントを2週間毎にお届けします。

次回は「具体的なローカライズの対象」について見ていきましょう。お楽しみに!

 

 

参考:
http://www.internetworldstats.com/stats7.htm
「ソフトウェア・グローバリゼーション入門  I18NとL10Nを理解する」西野竜太郎著 達人出版会

 

翻訳・多言語化の決定版
WOVN.io

最短5分であなたのウェブサイトを翻訳・多言語化対応!!